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定期テスト対策

附属校全般(内部進学の評定対策)

内部進学で評定を上げる方法|定期テスト・副教科・学年別の積み上げ

「附属だから受験はない。でも評定順で学部が決まると聞いて、何をどう上げればいいか分からない」。内部進学を控えた生徒からいちばん多い相談です。結論から言うと、評定は一夜漬けや直前対策で動く数字ではありません。定期テスト・副教科・提出物・授業態度・出席という複数の要素を、高1から地道に積み上げた結果です。ここでは、内部進学で評定を上げる方法を、附属校の内部進学に詳しい先生の視点で具体的に整理します。

この記事の対象
附属・系属高校の生徒/評定を上げたい保護者
評定の性質
直前対策では動かない「日々の積み上げ」の結果
差がつく所
主要5教科より副教科・提出物・授業態度
この記事でわかること
評定が学部を決める仕組み/定期テストの上げ方/副教科と提出物の攻略/授業態度と出席/学年別の積み上げ方/日大系の違い
  • 内部進学
  • 評定
  • 定期テスト
  • 副教科
  • 提出物
  • 学年別対策

なぜ評定を上げるのか|学部は成績順という現実

多くの附属校では、内部進学の中心的な評価軸は評定平均、つまり定期テストを軸にした校内成績です。系列大学に進めること自体と、希望する学部に進めることは別問題で、成績上位者から順に希望学部・学科を選べる方式が一般的です。人気学部ほど校内の競争は激しくなります。

つまり「大学には行ける。ただし行きたい学部に行けるとは限らない」というのが実像です。学部選びで戦うのは当日の入試ではなく、3年間の評定です。だからこそ、評定をどう上げるかが進路そのものを左右します。内部進学の全体像は「内部進学とは」で整理しています。

評定は「加点の合計」で考える

評定を「赤点を避ける」守りの発想で捉えると伸びません。定期テスト・副教科・提出物・授業態度のどれもが加点源で、その合計が順位を決めます。1点でも積む姿勢が、最終的な学部選択の幅につながります。

評定を上げる3つの方向

評定を上げる打ち手は、大きく3方向に分かれます。どれか一つに偏らず、バランスよく積むのが基本です。

方向中身効きやすい生徒
定期テストの得点範囲のワーク・問題集を反復し苦手を潰す主要教科にムラがある
副教科・提出物暗記中心の筆記対策+丁寧で期限内の提出5教科は取れるが副教科で落とす
授業態度・観点別評価主体性の姿勢+記述の観点対策点は取れるが評価が伸びない

多くの生徒は主要5教科の点数だけを気にしますが、実は副教科や提出物、授業態度で取りこぼしている分が評定を押し下げているケースが目立ちます。以下で順に見ていきます。

定期テストの上げ方|範囲を反復で潰す

定期テストは、範囲が決まっている以上、やるべきことは明確です。学校で配られたワーク・問題集を、テスト範囲に絞って反復演習します。目安は各問3回程度。1回目で解け、2回目で解法を固め、3回目で苦手だけを潰す、という進め方です。

  1. STEP 1範囲のワークを1周する

    まず全問に触れ、解ける問題と解けない問題を仕分けます。この時点で正誤に印を付けておきます。

  2. STEP 2間違えた問題だけ2周目

    1周目でつまずいた問題に絞って解き直します。解法を思い出せるかを基準にします。

  3. STEP 3苦手分野を3周目で仕上げる

    2周目でも残った問題は、単元ごと弱点になっている可能性が高い箇所です。ここを重点的に潰します。

大事なのは、新しい問題集に手を広げないことです。学校のワークや配布プリントがそのままテストに直結する附属校は多く、範囲外に手を出すより、範囲内を何度も回すほうが得点効率は高くなります。特に英語・数学のように積み上げ型の教科は、前の単元の穴が次の単元の失点に直結するため、苦手を放置しないことが評定安定の前提になります。

見落としがちな副教科と提出物

評定は主要5教科だけの数字ではありません。体育・音楽・美術・技術家庭などの副教科も、多くの場合5教科と同等の重みで計算されます。「副教科は関係ない」と油断した生徒が、ここで評定を落として順位を下げる、というのは典型的な失敗です。

副教科は「捨てない」が鉄則

副教科の評価配分は学校・教員の観点別評価の運用によって差があります。ただ共通して言えるのは、暗記中心の筆記テストは短期の対策で得点を稼ぎやすいということ。5教科を伸ばすより、副教科を1段上げるほうが早いことも珍しくありません。

副教科を上げるコツは2つです。1つは、筆記テストの対策。副教科の筆記は暗記で解ける範囲が多く、直前でも点を作りやすい領域です。もう1つは、提出物の仕上げ方。作品や課題は「上手さ」より「丁寧さ」と「期限厳守」が評価されやすい傾向があります。凝ったものを遅れて出すより、丁寧に仕上げて期限内に出すほうが、評定には効きます。

  • 副教科の筆記は暗記で取りにいく。用語・作品名・技法など、覚えれば取れる問題を落とさない。
  • 提出物は丁寧さと期限で勝負する。完成度を上げるより、まず期限内に丁寧に出しきる。
  • 提出物を出し忘れない仕組みを作る。締切をカレンダーに集約し、未提出をゼロにする。

授業態度と観点別評価で差をつける

いまの評定は、テストの点だけでは決まりません。観点別評価が導入され、「主体的に学習に取り組む態度」や「思考・判断・表現」といった観点も点数化されます。ここは、点が取れる生徒でも意外と取りこぼしやすい部分です。

授業態度は、特別なことをする必要はありません。教員の話にうなずく、板書だけでなく気づきをメモする、指名されたら反応する。こうした主体性の表れが、態度の観点に反映されます。逆に、点は取れても無反応で受けているだけの生徒は、この観点で評価が伸びにくくなります。

「思考・判断・表現」の観点では、記述問題への対応が効きます。定期テストの記述欄や、レポート・小論的な課題で、自分の考えを筋道立てて書く練習をしておくと、この観点の点を取りこぼしにくくなります。ただし、観点別評価の具体的な配分や運用は学校・教員によって差があるため、「こうすれば必ず上がる」と保証できるものではない点は押さえておいてください。

出席と生活態度も評価の一部

評定・テストばかりに気を取られがちですが、出席日数と生活態度も内部進学の重要な評価対象です。学校によっては年間の欠席日数に上限が設けられ、これを超えると評定が高くても内部進学の資格を失う場合があります。

欠席の上限は学校ごとに違う

欠席日数の上限や生活態度の扱いは、学校・年度によって運用が大きく異なります。具体的な日数の基準は断定できないため、必ず在学年度の進路要項や募集要項で確認してください。共通するのは「評定を積んでも、出席や態度で資格を割ると台無しになりうる」という点です。

評定を上げる努力を無駄にしないためにも、出席と提出、生活面の基本を崩さないことが土台になります。ここは対策というより、当たり前を続けられるかどうかの問題です。

学年別|いつ何を積み上げるか

評定は、多くの場合、高1から高3までの3年間すべてが対象です。日々の積み上げがそのまま結果に直結し、3年生になってからの巻き返しは難しいのが実情です。加えて、高3の秋に出願する関係で、最終学年の成績、特に高3・1学期の比重が相対的に大きくなる傾向があります。

  1. 高1評定の基準値を作る

    最初の評定がその後の基準になります。苦手教科を作らず、副教科・提出物の型をここで固めます。

  2. 高2順位を安定させ弱点を消す

    中だるみが起きやすい学年。1科目の低評定が全体順位を下げるため、ムラを消すことに注力します。

  3. 高3比重の大きい時期を落とさない

    特に高3・1学期は相対的に重い傾向。ここまでの積み上げを守りきることが、希望学部への最後の分かれ目になります。

裏を返せば、「3年生から本気を出す」では間に合いにくいということです。逆に、高1から評定を安定させ、苦手教科を作らないだけで、選べる学部の幅は大きく変わります。早い学年での積み上げが、最終的にいちばん効くのが内部進学の評定です。

日大系の付属校は評定でなく基礎学

ここまでは評定・校内成績が主軸となる一般的な付属校を前提にしてきましたが、日本大学の付属校だけは仕組みが異なります。内部進学の主流は「基礎学力選抜方式」で、校内の評定順ではなく、日大付属生を対象に一斉実施される「基礎学力到達度テスト」の全国順位で推薦される学部が決まります。

日大系は「評定の上げ方」の対策が変わる

基礎学力到達度テストは高2で1回、高3で2回(高3・4月と高3・9月)の計3回が選抜に使われ、特に配点が高く難化する高3・9月が鍵になります。国語・数学など全科目が均等に反映されるため、1科目突出型では上位に入れず、総合力が求められます。

日大付属に通う生徒は、校内の評定対策だけでなく、この基礎学の傾向に合わせた対策が中心になります。仕組みの詳細は「日本大学の基礎学力到達度テスト」で解説しています。自分の学校がどちらのタイプなのかを取り違えると、対策の方向がまるごとずれてしまうため、最初に確認しておいてください。

制度は年度で変わる|必ず在学校で確認

評定の学年別の配分、必要な評定ライン、欠席の上限、選抜方式の割合などは、学校ごとに大きく異なり、入学年度によって変更される可能性もあります。ネット上に出回る「何番以内で希望学部」といった具体的なボーダーは、公表されていないことが多く、塾のシミュレーション由来の推定値であることも珍しくありません。

数字を鵜呑みにせず、最新の募集要項・進路要項・学校説明会で、自分の在学年度の基準を確認することが前提です。そのうえで、この記事で挙げた「定期テストの反復・副教科と提出物・授業態度・出席」の積み上げは、どのタイプの附属校でも土台として効く共通の打ち手です。学校ごとの実像は「学校別の内部進学ガイド」で個別に整理しています。

まとめ

内部進学で評定を上げる方法は、特別な裏技ではありません。定期テストは範囲のワークを反復して苦手を潰し、副教科は暗記と丁寧な提出物で取りにいき、授業では主体性を示す。そして出席と生活態度の基本を崩さない。この積み上げを高1から続けられるかが、希望学部への距離を決めます。

フゾカテには、附属・系属校を実際に通り抜けた「母校の先輩」の先生が在籍しています。お子さんの学校・学年・いまの成績に合わせて、どの教科から手を付ければ評定が上がるかを一緒に整理します。まずは無料の勉強相談から、LINEで学校名・学年・気になっていることをお送りください。学校ごとの詳しい仕組みは「学校別の内部進学ガイド」もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 評定は直前の定期テスト対策だけで上げられますか。

単発のテストで多少は動きますが、評定は複数学期・複数要素の積み上げです。定期テストに加え、副教科・提出物・授業態度・出席を通年で積むほうが確実に効きます。

Q. 主要5教科は取れているのに評定が伸びません。

副教科や提出物で取りこぼしているケースが多く見られます。副教科は暗記中心の筆記対策で得点を稼ぎ、提出物は丁寧さと期限厳守を徹底すると、伸びしろが見つかりやすいです。

Q. 何番以内なら希望学部に行けますか。

具体的なボーダーは公表されていないことが多く、出回る数字は推定値の場合があります。必要な基準は在学年度の進路要項や学校説明会で確認してください。

Q. 3年生から頑張れば巻き返せますか。

評定は3年間の積み上げが対象になることが多く、最終学年からの巻き返しは難しいのが実情です。特に比重が大きくなりやすい高3の成績を守るためにも、早い学年からの安定が前提になります。

Q. 日大附属の評定対策は他校と同じでいいですか。

違います。日大付属は校内の評定順ではなく基礎学力到達度テストの全国順位で学部が決まるため、校内の評定対策よりも基礎学の傾向に合わせた対策が中心になります。

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