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進路・選抜制度

日本大学付属校の内部進学(学部選び)

日本大学 内部進学の人気学部|基礎学の順位で決まる学部の選び方

「日本大学の付属だから、行きたい学部を選べる」。そう思っていたら、実際は成績上位の生徒から人気学部が埋まっていく、と知って驚いた保護者は少なくありません。日本大学の内部進学は、多くの附属校のような「校内の評定順」ではなく、全国の付属生が一斉に受ける基礎学力到達度テスト(基礎学)の全国順位で進める学部が決まります。ここでは、日大の人気学部と学部の決まり方を、付属校の内部進学に詳しい先生の視点で整理します。

この記事の対象
日本大学の付属・準付属校の生徒/保護者
学部の決まり方
基礎学の全国順位(校内評定順ではない)
人気学部の現実
成績上位者から順に希望学部が埋まる
この記事でわかること
一般附属校との違い/学部が決まる仕組み/人気学部・狙い目学部の傾向/内部進学の3方式/順位以外に見られる要素/学年別にやること
  • 日本大学
  • 内部進学
  • 人気学部
  • 基礎学
  • 学部選択
  • 標準化点

日本大学の内部進学が「学部選び」の勝負になる理由

日本大学は16学部86学科を擁する大規模な総合大学です。付属校からの進学は、大半の生徒が内部進学を選びますが、進める学部の幅は広く、そのぶん「どの学部に進むか」で競争が起きます。

系列大学に進めること自体と、希望する人気学部に進めることは別問題です。人気学部は募集枠が限られるため、成績上位の生徒から順に埋まっていきます。つまり日大の内部進学は、大学に入れるかどうかよりも、行きたい学部に届く順位を取れるかが本題になります。

なお、内部進学の権利を持ちながら外部大学を受験できる制度もあり、全員が内部進学するわけではありません。まず内部進学を軸に置くのか、外部併願も視野に入れるのかを早めに決めておくと、力の配分がぶれにくくなります。内部進学の全体像は「内部進学とは」でも整理しています。

一般的な附属校と何が違うか(評定順 vs 全国順位)

日大の内部進学でいちばん取り違えやすいのが、この「学部の決まり方」です。GMARCHなど一般的な附属校は、高校3年間の評定平均・校内成績順で系列大学の学部を割り振ります。一方、日大付属は全国の付属高校が一斉に受ける基礎学の成績、つまり全国規模での相対的な順位が中核になります。

戦う土俵が校内ではなく全国

一般附属の「校内順位」と日大の「全国順位」を混同すると、対策の方向がずれます。日大付属は校内で上位でも、全国の付属生の中での立ち位置が低ければ人気学部に届きません。

観点一般的な附属校(GMARC等)日本大学の付属校
学部の決め手高校3年間の評定平均・校内成績順基礎学の全国順位(標準化点)
母集団自校の生徒内全国の日大付属生(1学年およそ1万人規模)
対策の軸早い学年から評定を安定させる基礎学の傾向に合わせた対策

基礎学は1学年あたりおよそ1万人規模が同一問題で受ける共通テストで、この母集団の中での相対的な位置が進学先を左右します(受験者数は指導塾の解説で共通する目安です)。テストそのものの仕組みは「日本大学の基礎学力到達度テスト」で詳しく解説しています。

学部はどう決まるか|標準化点と全国順位の仕組み

学部の割り当ては、各科目の素点をそのまま合計するのではなく、「標準化点」に換算して合計し、その合計点で順位を決める流れが一般的です。付属高校が標準化点を算出し、順位が上位の生徒から志望学部の募集枠内で推薦者が決まっていきます。

内部進学の選抜に使われるのは、主に高2の4月・高3の4月・高3の9月の計3回のテストとされます。配点は高2・4月と高3・4月が各20%程度、最も重視されるのが高3・9月という説明が多く見られます(指導塾の解説では高3・9月の主要3科目を60%とし、文系は地歴公民、理系は理科の選択科目を加える配点例が示されています)。ただし配点や対象回は年度・方式で扱いが変わりうるため、目安として捉えてください。

  1. STEP 1高2・高3で計3回の基礎学を受ける

    高2・4月から選抜対象に入るとされます。早い回の結果も合計に効いてきます。

  2. STEP 2素点を標準化点に換算して合計する

    科目間の難易差をならすため標準化点に換算し、その合計で順位が決まります。

  3. STEP 3上位者から募集枠内で学部が埋まる

    人気学部ほど募集枠に対して志望が集中し、より高い順位が必要になります。

人気学部ほど高い順位がいる|文系・理系の傾向

進学先は成績上位者から順に希望学部へ決まるため、人気学部・難易度の高い学部ほど高い順位(高い標準化点)が必要になります。指導塾の解説では、おおむね次のような傾向が語られます。

  • 文系の人気学部は高めの順位が要るとされます。法学部や、文理学部の英文・心理・史学科などが例に挙げられます。
  • 理系では生産工学部・工学部・生物資源科学部などが、相対的に狙い目とされることがあります。
  • いずれも募集枠と志望者の分布次第で、必要な順位は毎年動きます。
ボーダーの数値は断定できません

「標準化点◯点・全国◯位で△学部」といったボーダーは、指導塾の解説に基づく推定であり、公的な確定値ではありません。年度・学科・志望者の分布で毎年変わります。ここでは「成績上位から人気学部が埋まる」という仕組みを押さえ、数値は在学年度の案内で確認してください。

大事なのは、特定の学部の難易度を数字で追うことより、「上位を取れば選べる学部の幅が広がる」という構造を理解することです。人気学部を狙うほど、早い学年からの積み上げが効いてきます。

内部進学の3つの方式

日大の内部進学には、主に3つの方式があるとされます。どの方式が中心かを知っておくと、対策の重心が定まります。

  • 基礎学力選抜方式。基礎学の順位を重視する方式で、全体のおよそ7割を占めるとされます。人気学部を狙うなら、まずこの順位づくりが本線です。
  • 付属特別選抜方式。在学中の成績・取得資格・課外活動など内申を重視する方式で、3割程度とされます(採用のない学部・学科もあります)。
  • 国公立併願方式。日大の推薦資格を保持したまま国公立大を一般受験できる方式です。募集枠は少なめです。

割合や運用は指導塾の解説をもとにした一般的な仕組みで、年度ごとに見直されることがあります。基礎学の順位が主軸である点は共通しますが、内申や活動実績が効く方式もあるため、内申を軽視しないことが大切です。

順位だけでは決まらない|評定・部活・欠席も見られる

内部進学の可否は、基礎学の順位だけで決まるわけではありません。評定平均(内申)、部活動の実績、欠席日数なども合わせて総合的に判断されます。

一般的な流れとして、高3の9月以降に各学部の基準(評定平均値など)と人数枠が各付属校に示され、その基準を満たした生徒が出願できる形になります。つまり、いくら基礎学の順位が高くても、評定が基準に届かない・欠席が多いといった要素があると、希望学部への出願自体が難しくなることがあります。

運用は年度・学校で変わります

方式ごとの割合、配点、各学部の基準や人数枠は、年度や在籍校によって運用が異なります。ここに挙げた仕組みは一般的な説明として捉え、必ず在学校・在学年度の要項で最新の内容を確認してください。日本大学公式の付属推薦要項が一次情報です。

学年別にやるべきこと

日大付属でつまずく典型は、「付属だから安心」と対策を後回しにし、高3の基礎学で順位が伸びず、人気学部に届かないパターンです。基礎学はマークシート式で教科書ベース、難問奇問は出ず基礎力を問う構成とされます。だからこそ、傾向に合わせて早くから積み上げれば順位は伸ばせます。

高1

基礎学の出題範囲に沿って基礎を固める。評定と欠席も崩さない。この時期の積み残しが高3の順位に響きます。

高2

4月の基礎学から選抜対象に入ります。文系・理系の方向を見据え、選択科目を含めて基礎学の傾向に慣れておきます。

高3

最重視される9月に照準を合わせる。志望学部に必要な順位を逆算し、得点源と弱点を明確にして仕上げます。

高3から慌てて始めるより、高1からの積み上げが順位に効きます。人気学部を狙うほど、この差が大きく出ます。

まとめ

日本大学の内部進学は、校内の評定順ではなく、全国の付属生が受ける基礎学の順位で学部が決まります。人気学部ほど高い順位が必要で、成績上位者から順に埋まっていくのが実像です。方式や配点、ボーダーは年度で変わるため、数値は在学年度の要項で確認するのが前提になります。基礎学の順位を軸にしつつ、評定・欠席も崩さないことが、行きたい学部への近道です。

フゾカテには、付属・系属校を実際に通り抜けた「母校の先輩」の先生が在籍しています。お子さんの学校・学年・基礎学の成績に合わせて、志望学部から逆算していま何をすべきかを一緒に整理します。まずは無料の勉強相談から、LINEで学校名・学年・気になっていることをお送りください。学校ごとの詳しい仕組みは「学校別の内部進学ガイド」もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 日本大学の内部進学は、校内で成績上位なら人気学部に行けますか。

校内順位ではなく、全国の付属生の中での基礎学の順位で決まります。校内で上位でも、全国での立ち位置が低いと人気学部には届きにくくなります。

Q. 人気学部にはどのくらいの順位が必要ですか。

具体的なボーダーは年度・学科・志望者の分布で毎年変わるため断定できません。「成績上位から人気学部が埋まる」という仕組みを前提に、在学年度の案内で確認してください。

Q. 文系と理系で狙いやすい学部は違いますか。

指導塾の解説では、文系は法学部や文理学部の一部学科などで高めの順位が要るとされ、理系では生産工学部・工学部・生物資源科学部などが相対的に狙い目とされることがあります。あくまで目安で、毎年変動します。

Q. 基礎学の順位が高ければ、評定は気にしなくてよいですか。

いいえ。評定平均・部活動・欠席日数なども総合的に見られ、方式によっては内申が重視されます。順位と評定の両方を崩さないことが大切です。

Q. どのテストが内部進学に効きますか。

一般的には高2の4月・高3の4月・高3の9月の計3回で、高3の9月が最も重視されるとされます。配点や対象回は年度で変わるため、在学校の要項で確認してください。

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